2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧
PQとはPlanning Questのことらしい。 ちょっと立て続けに、ビジネス書を読んでみた。 いわゆる、PMBOK流のプロジェクト・マネジメントの紹介本ではない。 むしろ、仕事をプロジェクトと捉えて、それを如何に段取り良く進めるかという、ハウツー本とい…
たまにはビジネス書も読んでみる。 だがこの退屈さは何だろう。 書いてある内容が好きだとか嫌いだとかではない。 文体だとか書きっぷりだとか言うことでもない。 人間の意思決定にまつわるあれこれを、経営やビジネスの観点で取り上げている。 だから、仕事…
ヴォネガットを夢中になって読んだのは、大学生の頃だったろうか。 久しぶりに読み返してみると、なるほどやはり面白い。 この本は1973年に書かれた。 あらすじを書いても何の意味もないだろう。 キルゴア・トラウトとドウェイン・フーヴァーと作者が主人公…
流石に朝日文庫版全45巻を一気読みする訳にはいかない。 だが、これであれば、読みたいときにスッと読める。 やはり、サザエさん的なるものは確かに存在する。 もし存在しないのであれば、日曜の夕方のTV版がそんなに続くはずが無い。 原作とTVとは、殆ど異…
三島由紀夫を読んだ時に感じるこの距離感は、どこからやってくるのか。 それは、古典足り得るほどに時間が経過していないにも拘らず、同時代的であると言うほどには近くも無いと言うことだけではなく、三島由紀夫が拠っていた何かが、今ここで読んでいる自分…
読んだのは、高校生だったろうか。 寺山修司による童話なのだけれど、全てがハッピーエンドではない。 むしろ、意地悪な苦味のある終わりが多い。 だが全般的に、これは少女趣味とでも言うべきものかもしれない。 少女趣味とは何であるかという定義を、これ…
レムの1980年代の作品。 地球に帰ってきた泰平ヨンが、訴訟に巻き込まれる。 その訴訟がうだうだしているうちに、以前、訪れたエンチア星に関する「泰平ヨンの航海日誌」の記述が間違いだらけで、訴えられることを知る。 そこで、エンチアの歴史に関する云々…
何年ぶりかに読み返してみた。 リアルタイムに読んでいたのは、中高生の頃だったろう。 芸能界をネタにしたストーリーが陳腐だとか、80年代的なスカしたコマ割りだとか、そんなことが何だというのか。 やがて、「SEX」で描かれることになる、ある種の特別な…
プラトンの対話篇の中でも、この本もまた苛立たしい。 ソクラテスがソフィストのゴルギアスを訪ね、弁論術とは何かと議論を吹っかける。 ゴルギアス自身が弁論術が説得のためのテクニックであると説明しているにもかかわらず、ソクラテスは「政治術の一部門…