2022-01-01から1年間の記事一覧
実はまだ読み終わっていない。 古代ギリシアの哲学者、と解説されているけれど、ローマ帝国で活動している。 古代ギリシアと古代ローマの関係が良く分かっていないかもしれない。 近代のモラリズムの源流を遡ってストア派に繋がり、エピクテトスに辿り着いた…
気になったので買ってみた。 ミュージシャンであり、Youtuberのみの氏による、20世紀ポップスの概論とでもいう本。 LeadbellyやThe Byrdsが取り上げられていたり、同時期の邦楽の動きがコラムとして挟み込まれていたり、90年代以降のグランジや、音楽フォー…
何となく読みたくなって、古本で購入。 ルネサンス以降、近代の哲学を見直す必要がある気がしている。 おそらく、ポストモダニズム的な思考を抜けて、前近代的な位置に戻るのか、ハイパーモダニズム的な位置にまで突き進むのかと考えると、もう一度、ヒュー…
おすすめしている人がいて、ちょっと興味を引いたので、図書館で借りてみた。 終戦後、ソ連軍に捕捉され、シベリアに抑留された日本人が60万人もいた。 その事実を、歴史上の出来事としてではなく、こういったノンフィクションとして読むのは、かなりしんど…
読もうと思ってる本のリストにあったので図書館で借りてみた。 自然に対する感覚、耳を澄ますこと、足元を見ること、風を感じること、空を見上げること、そういったものに対するエッセイのようなもの。 短い文章だが、何となく心に残る。 センス・オブ・ワン…
気になったので借りてみた。 白土三平氏の「カムイ伝」を基に、江戸時代の人々の姿を描き出している。 特に農民、穢多、非人といった人々、そして戦いを行わなくなった武士、といったフォーカスの当て方が面白い。 そして、更には江戸時代の人々の価値観の推…
マインドフルネスについて、元グーグルのエンジニアであるチャディー・メン・タン氏が解説している本である。 ジョークが読みにくいとかいう評判も目にしたが、そんなことも無く、何とか読み終えた。 300pあるとなかなかのボリュームに感じる。 マインドフル…
幻島図鑑を借りる際に、こちらも気になったので合わせて借りた。 こちらが、先に出た本のようだ。 無人島だけでなく存在しない島、行きたくても行けない島、なども含まれている。 日本は島国だというけれど、島であることを意識することは少ない。 何となく…
本屋で見かけて買おうかどうしようか迷っていたけれど、図書館にあったので借りてみた。 日本の無人島の紹介と探訪記といったエッセイである。 また、島の写真も美しい。 無人島になってしまう経緯、島民の思い、というところに焦点を当てているのが面白い。…
マインドフルネスを探っている。 若干、面白いのだけれど、どうしても読み通せない。 表現が回りくどいのか。 期間延長したけれど、半分ほど読んで返却してしまった。 なぜ今、仏教なのか 瞑想・マインドフルネス・悟りの科学 (ハヤカワ文庫NF) 作者:ロバー…
細野晴臣のDaisy Holiday!にゲスト出演されていたので知った。 はっぴいえんど、細野晴臣、村上春樹、そういったものに触れながら揺れ動く心を描いてるエッセイとフィクションの間のような漫画。 たぶん10代の頃に読んだらベストに挙げていたかもしれない。 …
どんなものかと借りてみた。 最近の健康ですら企業業績のパラメータとして取り込もうとしている流れからすると、 おそらく近いうちに日本の企業も飛びついて導入するのだろうと思った。 それは誤った使い方なのだけれど、マネジメントに対する特効薬のように…
確かラジオで紹介していたのを聴いて、図書館で借りてみた。 自己認識、マインドフルネス、そういったキーワードの本だと思う。 参考になる部分もあれば、そうでもない部分もあり、いったん内容は留保する。 病んで辞めてしまった後輩が、マインドフルネスを…
何となく借りてみた。 最近、時々聞くキーワードであるが、レジリエンスとは回復とかそういう意味らしく、耐ストレスについての本である。 しかも、ちくまプリマー新書であり、悩める10代向けの内容だと思う。 覚えておくべきはエリスのABC理論、ABCDE理論だ…
台湾でベストセラーになったビジネス書らしい。 どこで薦められたか覚えていないが、何となく電子書籍で買ってみた。 外向的性格と内向的性格を対比しながら、内向的性格の人がどのようにビジネスの世界でやっていくのかというノウハウ本である。 試しに自分…
前から気になっていたので借りてみた。 寺山修司の編んだ名言集も癖があって好きだが、教養の王道のような岩波文庫で編んだらどうなるんだろうと気になっていた。 古今東西の古典から引いてきた365編は、なるほど王道らしい感じはした。 うなずけるのもあり…
ふと、川端康成が読みたくなって借りてみた。 あまり熱心な読者ではなかったが、何冊かは読んだことがある。 しかし、名作と名高い「雪国」や「伊豆の踊子」は読んだことが無い。 避けていたわけでもないが、食指が伸びなかったのもまた、事実である。 せっ…
名作といわれる作品には、名作と言われるだけの理由があるけれど、それを読むべき時はいつなのかが分かっていない。 今まで読んでいなかった名作を読んだときに、この作品はもっと早く出会うべきだったと思う時と、今だからこそ出会えたのだと思う時がある。…
昨年、逝去されたニュースを聞き、1冊も読んだことが無かったことを思い、また忘れていたのだけれど、ふと思い出して図書館で借りてみた。 始めて読むのだからどの本でもよかったのだけれど、何となく朝のラジオで一言の説法をされていたのが懐かしく、タイ…
ふと、川田十夢氏の文章をまとめて読んでみたくなって衝動買いした。 確か2週間ほど前の夜だったと思う。 オンライン書店というのは有り難いもので、注文した数日後にはポストに配達されていた。 TVブロス誌の連載を元にまとめた本だった。 オンライン書店だ…
図書館で何となく借りてみた。 山下清氏の貼り絵は、日本のゴッホとも称されるが、今でいうところのアウトサイダーアートだろう。 恐らく私が生まれる前の頃の事だと思うが、日本中で流行したようだ。 そんな山下清氏が文章を書いていたとは知らなかったので…
おすすめされたので借りてみた。 過去の人類の歴史を調べている学生が図書館司書におすすめされた本を借りるという設定で話は語られる。 現在から見ると遠い未来で、物語から見ると遙か昔に、人類が異星人とファーストコンタクトした話、という風に纏められ…
これもまた「小説のシュルレアリスム」シリーズの一冊。 ブルトンの「シュルレアリスム宣言」にランブールの名前は出てくるのだが、実際日本語で読めるのはこの一冊だけではないだろうか。 思潮社のシュルレアリスム読本の中にも、人物録に名前はあるものの…
シュルレアリスムの本を読み漁ったころには、既に手に入らなくなっていた小説のシュルレアリスムシリーズなのだが、最近、ふと思い出して検索してみたら手に入った。 便利な世の中になったものだ。 スーポーはブルトンとの「磁場」でしか読んだことが無かっ…
話題になってた本を借りてみた。 とは言え、3か月待ちだった。 借りたら一気に3日で読み終えてしまった。 あらすじを書くのは無粋だが、第二次世界大戦における独ソ戦に巻き込まれ、狙撃兵として成長していく少女の冒険小説といった体だが、ウラヌス作戦、…
気になったので図書館で借りてみた。 睡眠の重要性について、実際のところ分かっていなかったのだと思わざるを得ない。 今にして思えば、夢を見ない時期が続いたのは質の低い眠りによって十分なノンレム睡眠だったのだ。 黄金の90分は忘れないようにしよう。…
気になったので、図書館で借りてみた。 世界中の豆料理を取材している。 巻末の方のリストを見ると本になっているのはその一部という事にも驚く。 中南米、アフリカ、中東、東欧と、料理として、メジャーでない国や地域も多く含まれていて、人々の日常食とし…
何となく図書館で借りてみた。 物語を読む気が起きなくて、随筆のようなものばかり手に取ってしまう。 そういえばと思ってプロフィールを確認したら、1929年生、1981年没、亡父とほぼ同い年、そして没年を追い越してしまっていた。 死者は歳を取らない。 久…
この本もまた図書館で借りた。 おひとりさまのとは言いつつ、老後生活におけるノウハウ本である。 以前読んだ上野千鶴子氏の本は記号論をベースに世間風俗に切り込むような論調だったが、そういった気配はない。 おひとりさまの老後 作者:上野千鶴子 法研 Am…
ボルヘスの「七つの夜」の中で、「陰影礼賛」という本を書いた、という話があって、いったい何の事だろうと思ったが、購入予定本のリストにあったこの本の事だと気がついた。 何年か前に本屋で見かけたものの、買うタイミングを逃してそれっきりになっていた…