雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

プラネテス/幸村誠

夏の昼下がりに漫画の一気読み。 もう15年前の作品だったか。 最初に読んだときは、ちょっとぐっと来たっけ。 それは、ハチマキよりもユーリかな。 プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC) 作者: 幸村誠 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/11/01 メ…

安吾巷談/坂口安吾

この本もまた電子書籍でよんだ。坂口安吾による、時事ネタのエッセイである。 たいしたことを書いてるとも思わないが、引き込まれてしまうのは語りの上手さが出ているような気がする。 坂口安吾の軽妙な語りの裏に隠れているものは、鋭い触ったらすぐ切れて…

銀河鉄道の夜/宮沢賢治

久しぶりに読んでみた。 初めて読んだのは、小学生の時だ。 当時、何を思ったのか覚えていないが、当時から好きな作品であることは間違いない。 僅かに分別のついた大人になって読み返してみると、宗教的な点が気になってしまう。 もちろんそれが、弱点なの…

二流の人/坂口安吾

この本もまた電子書籍である。 この話の中心は黒田如水である。 坂口安吾が言う二流とはメインストリームではないが重要な、というぐらいの意味だろうか。 一流になりきれない、二流であることを貶めながら、どこかで好ましく思っているようにも見える。 戦…