雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術〔超実践編〕/浅田すぐる

知り合いが要らないというので、引き取って読んでみた。 こういうビジネス書の感想に意味は無いし、一時期流行ったまとめなんて、読んだ気にさせるだけであって、百害あって一利なし、なんじゃないかと思うのだけど、そんな意見を自分の周りでは聞かないので…

55歳からやりたいことを全部やる!時間術/臼井由妃

この本もまた図書館で借りた。 このところ年齢で目を引く本が増えたなと思う。 そしてまたその戦略に引っかかって読んでみた。 内容はいわゆる高齢者としての時間の考え方のTipsといったものだろう。 実用的であり、今すぐ使えるアイデアだと思う。 実はその…

エジプトの空の下/飯山陽

引き続き、飯山陽氏の本を読む。 著者がエジプト滞在中の体験と、ムバラク体制の崩壊、モルシ体制の崩壊、という2つの革命を通じて、エジプトのイスラム教の姿を描いている。 平易な文章と、日常生活が中心の随筆なのだけれど、扱われているテーマは重い。 …

中東問題再考/飯山陽

知り合いから勧められていても、何となく読もうという気になれなかったのだけれど、今回のイスラエル紛争で読んでみようかという気になった。 著者について、ここで解説しなくても良いだろう。 この本は、イスラム社会で起きている問題の概観を解説した本だ…

あなたに似た人/ロアルド・ダール

ふと、衝動買いをした一冊。 ミステリーというか、ショートショートというか、奇妙な味の短編と言われてたらしい。 なるほど、話のオチがちょっと薄気味悪かったり、どんでん返しだったりする。 ふと思ったのだけれど、阿刀田高に似ているのかもしれない。 …

浮世女房洒落日記/木内昇

神田の小間物屋の女将さんの日記を、大正時代の無名の作家が現代語訳した本が、自宅の屋根裏で見つかった、という物語。 額縁小説の体で、江戸の町民の1年間の生活が描かれる。 日常が描かれるから、特段のドラマチックな展開があるわけではない。 どちらか…

過剰可視化社会/與那覇潤

どこでお勧めされたか覚えていない。 著者の與那覇潤氏についても良く知らないが、なるほどなと思うところの多い本ではあった。 コロナ禍に見舞われた日本社会を観察している。 社会学だろうか、評論家風な言説だと思っていたら、本人が評論家としての最初の…