雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

女の人差し指/向田邦子

何だか向田邦子が気になる。 たぶん同年代に近くなった。 向田邦子のエッセイに、親近感のようなものを覚えているような気がする。 何とはないようなことなのだが、それでも読ませる文章だと思う。 内容ではなく(とは言えゼロではないが)書きっぷりで読ま…

発想力獲得食/眉村卓

ジュブナイルではない眉村卓を読んでみたくて借りてみた。 この本は食にまつわるショートショートである。 SFっぽいのもあればそうでないものもある。 どの話もちょっと洒落ていて、ユーモアがある。 もう少し読んでみようかと思った。 発想力獲得食 (双葉文…

マルドゥック・フラグメンツ/ 冲方丁

冲方丁が気になって、もう一冊借りてきた。 この前のはエッセイのようなものだったので、時代小説かSFか。 だがいきなり長編世界に飛び込むのは気が引けたので、短編集に手を出した。 だがこの選択は、結果的には失敗だった。 この本はマルドゥックシリーズ…

人民は弱し 官吏は強し/星新一

この本もまた図書館で借りた。 星新一の父、星一氏の伝記小説である。 面白い?面白いだろうか? 星製薬の盛衰を描いているとも言えるし、星一氏と明治日本官僚の攻防を描いているとも言える。 判官贔屓というと失礼だが手放しに、官僚は腐っている、星氏か…