2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
教科書で読んだ詩の中で覚えているのは、中原中也、萩原朔太郎、安西冬衛ぐらいのものだろうか。 ブックガイド的に教科書を読んで、そこから図書館で本を探して、文学史から同じ流派に手を広げて、そうやっていつのまにか全然違う本を読むことになる。 名句…
教科書に載っていた俳句や和歌ってどうだったのか、と思って、図書館で借りてみた。 確かに読んだ覚えのある句や歌が並んでいるが、あまりピンとこなかった。 たぶん学校で習ったときもそうだったのだと思う。 優れていないわけではないけれど、面白いと思え…
何となく読みたくなって手に取った。 何故読みたくなったのかは、たぶん何かしらの答えのようなものを期待していたのだと思う。 しかし、それが何の問だったのかもわからないくらい、どうでもいい話だったような気がしている。 それはともかく、この本は、中…
もともとちくまプリマリー新書に入っていた本らしい。 なので平易な言葉で、パキスタン、アフガニスタンの状況と、そこでの医療活動を自ら解説している。 こういった社会貢献活動は、自分の生活と遠いもので、そこに積極的にコミットしていない。 だからと言…
どこでおすすめされたのか覚えていないが、メモに残っていたので図書館で借りてみた。 自らのキャリアの指向性を考える上での助けになる本である。 が、これは30代の頃に読みたかった。 自らのキャリアプランについて、その頃、語ってくれる人はいなかった。…
講談社現代文庫が創刊60周年で、その中でも最も売れた本が、この本だと聞いて図書館で借りてみた。 というのも、渡部昇一を読むのはこれが初めてである。 名前を聞き覚えがある程度で、ビジネスマンに人気がある保守系の論客という評判をどこかで仕入れてい…
何か読むものはないかと図書館の書架を眺めていて見つけた島田雅彦の随筆である。 思い返してみると、小説は読んだことはあっても、随筆は読んだことがないなと思った。 この本はタイトルの通り酒にまつわる随筆である。 酒そのものに関する蘊蓄というよりは…
久しぶりに、笙野頼子を読む。 いつ買ったのか覚えていないが、酔っぱらったときに買ったのではないはず。(確証はない) この本は、ストーリーはほぼ無い。 森茉莉と雑司ヶ谷から佐倉への引っ越しと猫たちについての、独白だと言い切ってみようか。 一人称…
北園克衛について語れるほど読み漁ってはいない。 今回読み返した思潮社「現代詩文庫1023」、中公文庫「日本の詩歌25」は読んだ。 沖積社から出ていた全集は、慌てて買い求めたものの、途中までしか読んでいない。 造形詩に着目した図書刊行会「カバンの中の…