そのままに
- 作者: 多田智満子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1996/03
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
ちょっと前に買ったのだが、それでも7〜8年前かもしれない。タイトル通りに、「魂」というものに関するエッセイであり、日本、中国はもとより古代エジプト、古代ギリシャまで話は飛んでいく。何かを声高に主張するわけでもなく、「魂」というものの「形」を、先人たちはどう表してきたのかというエッセイ。多田智満子の詩にも似た硬質なイメージを並べるような感じがする。なかなか味わい深いと思うのだった。