何となく取り出して読んでみる。
鎌倉時代の古文とは言え、原文でもほんの数時間で読めてしまう。
確か高校生の時にも、日曜日に一日で読み終えたのだった。
いまさら内容や作者について書く必要も無いだろう。
作者が60歳の頃に書いたようだ。
果たして自分が60歳になったら、このような心境に至れるのだろうか。
山の中に小さな庵を建てて、四季の移ろいの眺めつつ、心安らかに暮らすという姿は、確かに羨ましい。
部屋の中の描写に、棚には和歌と管絃と往生要集、傍らに琴、琵琶、と言う記述が出てくる。
詩歌と音楽と仏教、なかなかの趣味人っぷりだと思った。
それと、それほどまでに往生要集は面白いのだろうか。
早速、ググってみると、どうやら地獄の描写が特色あるようだ。
そうか「memento mori」ということか。
何だか心が騒がしい日々が続いているので、方丈記を真似てみるか。
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