世代で語ったり、時代を語ったりすることに、意味が無いと思っている。
だが時々、そういう感想をここに書いてしまうのは、実は面倒になっている時が多い。
1980年代の雰囲気、と言ってみたところで、自分が何を感じていたのかなんて、何も説明していないし、ましてや読んだ方と同じであることはほぼゼロだろう。
この本は、自由というキーワードで、敢えてそんなアプローチをしている。
1945〜 パブリック・スクール
〜1960 ロビンソン・クルーソー
1965〜1975 あしたのジョー
1975〜1990 尾崎豊
1990〜2000 エヴァンゲリオン
2001〜 ボボズ
こんな風に並べてみると、いかにも恣意的に見えるだろう。
それでも読ませるのは、著者の力量だろう。
しかし残念ながら、私にとっては意味が無かった。
自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会編 (ちくま新書)
- 作者: 橋本努
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 新書
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