雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

都会の鳥の生態学/唐沢孝一

都市における野鳥の生態を観察レポートしている。

普段何気なく目にする燕、雀、烏といった鳥がこの本での主役である。

巣作り、食餌、そして鳥同士の覇権争いと、長年の観察から得られた生態が語られる。

特に違う種類の鳥同士が、共通の敵を攻撃したりするとか、町並みが変わることでの増減とか、普段の生活では気づかないことが様々あるようだ。

実は母校の生物の先生が書いた本である。

あとがきで傘寿を迎えられたとあったので、お元気そうで何より。