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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

独裁者の言い分―トーク・オブ・ザ・デビル/リッカルド・オリツィオ

追憶


これも手放してしまった本である。
世界の独裁者といわれる人々へのインタビュー集である。
言い分に何か耳を傾けるべきものはあるかというと、全く無いと思う。
だが、はなから言い分を聞かないのは、同じ次元での誤った考え方だと思う。
そんなことを思って、読んだ気がする。
内容はもううろ覚えだが、独裁者だからといって、何か狂気じみた発言かというと、そうではなかったと思う。
むしろ、愛国心や現状の不満を繰言のように話す、孤独な老人たちのような印象だった。
だとすると、独裁者といわれる人々とそうでない人々を分かつ、決定的な要素とは何だろうか?
思うに、それは他者の視線であり、独裁者といわれる人々にあるのは傲慢さなのではないかと思う。
私がこんなにみんなのことを思っているのに、なぜ私はこんな目にあうのか、と言ってしまうその考えにその要素が隠されているような気がする。
ただの傲慢さなら、普通の人々でも、程度の差はあれ存在するものだろう。(と書いていること自体、私の傲慢さを表している)
だとすると、何がどうなっているのか、そんなことを考えてしまう本だった。

独裁者の言い分―トーク・オブ・ザ・デビル

独裁者の言い分―トーク・オブ・ザ・デビル