雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

亜人/桜井画門、三浦追儺

電子書籍でお試し版があったので読んでみた。

夜中のアニメで何度か観ていた。

面白いかと聞かれたら、面白いと答えるだろう。

最初の方なので、亜人とはどういう存在なのか、といった物語のキーとなりそうなことは、まだ伏せられている。

だが、そういった伏線の張り方も上手いと思う。

では、好きかと聞かれたら、ちょっと迷う。

そういう類の作品である。

ふと、昔のマンガ好きの友人を思い出した。

 

亜人(1) (アフタヌーンコミックス)

亜人(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

進撃の巨人 悔いなき選択 リマスター版 1巻/諌山創、駿河ヒカル

電子書籍で無料お試しがあったので読んでみた。

これだけでは話はよく分からない。

まあお試しってのはそういうことか。

 

 

死と鼻唄/坂口安吾

引き続き電子書籍で読んでみた。

分かるような分からないようなエッセイだ。

鼻唄交じりに勝負に出るものは強い、という話。

戦場で死を見つめていない限りは死なないという話。

第二次世界大戦でのドイツ軍は、相手に死を思わせることが上手かったから強かったという話。

それぞれが、どう繋がってくるのか、今ひとつ消化し切れていない。

死を意識しないことの強さとは、鼻唄交じりに生きていくことで発揮される強さということだろうか。

 

死と鼻唄

死と鼻唄

 

 

甲州郡内妖怪事件取り調べ報告/井上円了

この本もまた電子書籍で読んだ。

東洋大学哲学堂の設立者である、井上円了が山梨で起こった妖怪騒ぎを検証するというもの。

実際どんな内容なのかを此処で明かすのは面白くないので行わない。

短いので興味のある方は読んで欲しい。

こういった事件が大騒ぎになって、東京から学者が来て、という当時の騒ぎようが微笑ましくもあり、あまり現代と変わらないような気もする。

 

 

安吾新日本地理/坂口安吾

これもまた電子書籍で読んだ。

実は紙媒体の本でも持っている。

こういう本の各章が、個別になってしまうのは、とても読みにくい。

なぜこんなことになってしまうのか。

こんなことでは、星新一青空文庫で読めるようになったら、と想像するだけで恐ろしい。

それはともかく。

たぶんこの本を最初に読んだのは、もう20年近く前になるだろうか。

どうやら雑誌の企画のようで、日本各地に出かけてはその歴史を紐解くというようなエッセイだ。

しかし坂口安吾がやるからには、ただ通り一辺倒の歴史を紐解くだけではない。

隠された歴史を嗅ぎつけて、ほじくり返そうとする。

トンデモ本と紙一重の危うさで、披瀝されていく歴史は間違いなく面白い。

特に情報の少ない古代史に切り込むあたりは、とてもスリリングだ。

坂口安吾作品の中でも出色の出来だと思う。

 

安吾新日本地理 (河出文庫)

安吾新日本地理 (河出文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂口安吾全集〈18〉 (ちくま文庫)

坂口安吾全集〈18〉 (ちくま文庫)

 

 

聖地巡礼-世界遺産からアニメの舞台まで/岡本亮輔

この本もまた図書館で借りた。

だいぶ前に読み終わって、もう返却してしまったのだが、記事を書くのを忘れていた。

 聖地巡礼という行為に関する社会学的な考察、といったところか。

手元に無いので記憶に頼るしかないが、ニューエイジムーブメント以降の聖地巡礼は、その過程に価値を見出すように変化した、という考察があった。

そこでは、聖なる存在に触れる宗教的な行為ではなく、自分自身を見出すための行為と変化している。

その後、アニメの舞台へ出かけていく聖地巡礼についての考察もあったと思うのだが、覚えていない。

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書)

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書)

 

 

残念な人の思考法/山崎将志

この本もまた図書館で借りた。

ビジネス全般のハウツー物というか、まぁ、仕事に苦しくなったら読む本という感じがした。

顧客志向、プライオリティ付け、そういったところがキーワードだろうか。

 

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)