雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2020-08-30から1日間の記事一覧

ソクラテスの弁明/プラトン

持っているのは、新潮文庫版と角川文庫版。 読み返したのは田中美知太郎訳の新潮文庫。 ボールペンで傍線が引かれていて、今更ながらに、古本で買っていた事に気づいた。 たぶん高校生の頃に買ったのだろう。 ソクラテスが何を弁明し、何を主張したのか。 こ…

プロタゴラス/プラトン

プラトンの著作の中でも、これは面白いのではないだろうか。 高名なソフィスト・プロタゴラスがアテナイを訪れているというので、ソクラテスが会いにいく。 そもそもソフィストとは何を教えるのか、というのが対話のスタートである。 ソフィストは弁論術を教…

インド夜想曲/アントニオ・タブッキ

もう何度目になるか、また読んでみる。 同じ本を何度も読むのは、新しい発見の体験ではない。 だが、居心地の良い場所に籠もる事でもない。 ストーリーに身を委ねながら、ディテールを味わう。 物語のメッセージを噛み締め本を閉じる。 インド夜想曲 (白水U…