この本もまた電子書籍である。
というか、ブック○フに一冊も無かった。
そういうものなのか。
この本が出た当初は読もうなんて思いもしなかった。
ただ、南佳孝の同名の曲は気に入っていた。
バイク乗りの少年が、第三京浜で捨てられた猫と女を拾って、一緒に住んで…、という話である。
ホンダCB500、ムスタング、ロードサイドの定食屋、小道具で小説の世界が見えてくる。
拾った女とのボーイミーツガールな物語のようで、その手前にいる。
今にして思えば、ここにはブコウスキー的な雰囲気があるように思った。