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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

サラジーヌ 他三篇/オノレ・ド・バルザック

この本もまた図書館で借りた。
この本を読もうと思い立ったのは、ロラン・バルトの「S/Z」に興味があったからに他ならない。
バルザック作品そのものには、大して興味はない。
古典作品への素養が足りないと言ってしまえばそうなのだが、強いて言えば「セラフィタ」を読んだことがあるぐらいだ。
そういった本を図書館で借りて読めるのは、本当にありがたい。
さて、この本に集められた各短編は、「人間喜劇」と呼ばれる作品群の一部らしい。
なるほどさもありなん、という小説なのだけれど、要するに通俗的な読み物で、江戸の黄表紙と大して変わらないんじゃないの、と思ってしまう。
しかも、黄表紙ほど笑えないし。
なんて書くと、フランス好きと江戸好きの両方から怒られそうだが、そう思ってしまったものは仕方が無い。