雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

昭和元禄落語心中2/雲田はるこ

またもや楽天Koboで0円だったのでぽちっと。

現代の与太郎の下手こいた話から、一気に戦中・戦後へと回想し、助六が登場する。

いよいよ話が展開するしていく気配。

つづきが気になるんだが、これ以上本を増やしたくないし。

電子書籍はありがたいが、細部はどうしても潰れてしまう。

大画面タブレットで見ればいいのだろうけれど。

 

 

真景累ヶ淵/三遊亭円朝

この本もまた電子書籍で読んだ。

すっかり手放せない。

怪談の古典で、因果応報で連なっていく殺人話。

何が恐いかって、この世の因果ってこと。

 

真景累ヶ淵

真景累ヶ淵

 

  

真景累ヶ淵

真景累ヶ淵

 

  

真景累ヶ淵 (中公クラシックス)

真景累ヶ淵 (中公クラシックス)

 

 

プラネテス/幸村誠

夏の昼下がりに漫画の一気読み。

もう15年前の作品だったか。

最初に読んだときは、ちょっとぐっと来たっけ。

それは、ハチマキよりもユーリかな。

 

プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC)

プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC)

 

  

 

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

 

 

 

プラネテス(2) (モーニング KC)

プラネテス(2) (モーニング KC)

 

 

 

プラネテス(3) (モーニング KC)

プラネテス(3) (モーニング KC)

 

 

 

プラネテス(4) (モーニング KC)

プラネテス(4) (モーニング KC)

 

 

 電子書籍にもなってるのか

 

プラネテス(1) (モーニングコミックス)

プラネテス(1) (モーニングコミックス)

 

  

プラネテス(2) (モーニングコミックス)
 

  

プラネテス(3) (モーニングコミックス)

プラネテス(3) (モーニングコミックス)

 

  

プラネテス(4) (モーニングコミックス)

プラネテス(4) (モーニングコミックス)

 

 

安吾巷談/坂口安吾

この本もまた電子書籍でよんだ。坂口安吾による、時事ネタのエッセイである。

たいしたことを書いてるとも思わないが、引き込まれてしまうのは語りの上手さが出ているような気がする。

坂口安吾の軽妙な語りの裏に隠れているものは、鋭い触ったらすぐ切れてしまいそうな刃なのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安吾巷談 (角川文庫)

安吾巷談 (角川文庫)

 

 

  

 

安吾巷談

安吾巷談

 

 

銀河鉄道の夜/宮沢賢治

久しぶりに読んでみた。

初めて読んだのは、小学生の時だ。

当時、何を思ったのか覚えていないが、当時から好きな作品であることは間違いない。

僅かに分別のついた大人になって読み返してみると、宗教的な点が気になってしまう。

もちろんそれが、弱点なのではない。

これは、天上を目指す冥界下りの物語であり、死と再生のイニシエーションなのだろう。

 ふと、松本零士の「銀河鉄道999」を思い出す。

星野哲郎が永遠の命をもらえるというアンドロメダ星雲行きの銀河鉄道に乗り、案内人であるメーテルと旅に出る。

銀河鉄道の夜」が思春期入口の人生への迷いを宗教に結びつけて昇華を図ったものだとしたら、「銀河鉄道999」は思春期真っただ中の性への目覚めをファムファタールめいた謎の美女との旅行というメタファーで昇華しようとするものかもしれない。

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

 

 

 

二流の人/坂口安吾

この本もまた電子書籍である。

この話の中心は黒田如水である。

 坂口安吾が言う二流とはメインストリームではないが重要な、というぐらいの意味だろうか。

一流になりきれない、二流であることを貶めながら、どこかで好ましく思っているようにも見える。

戦国時代好きにもこの作品の感想を聞いてみたいものだ。

 

二流の人

二流の人

 

 

怪談牡丹灯籠/三遊亭円朝、鈴木行三、若林玵蔵

この本もまた電子書籍である。

有名な怪談なのだけれど、初めて読んだ。 

円朝の語り口が伝わってくる。

魑魅魍魎が跋扈するというよりは、因果応報の世界の中で、人の念の愚かさや恐ろしさが主題だろう。

だから同じようなエピソードが繰り返される。

それが良い悪いではないのだけれど。

 

怪談牡丹灯籠 01 序
 

 

 

怪談牡丹灯籠 02 序

怪談牡丹灯籠 02 序