現代の与太郎の下手こいた話から、一気に戦中・戦後へと回想し、助六が登場する。
いよいよ話が展開するしていく気配。
つづきが気になるんだが、これ以上本を増やしたくないし。
電子書籍はありがたいが、細部はどうしても潰れてしまう。
大画面タブレットで見ればいいのだろうけれど。
この本もまた電子書籍で読んだ。
すっかり手放せない。
怪談の古典で、因果応報で連なっていく殺人話。
何が恐いかって、この世の因果ってこと。
夏の昼下がりに漫画の一気読み。
もう15年前の作品だったか。
最初に読んだときは、ちょっとぐっと来たっけ。
それは、ハチマキよりもユーリかな。
電子書籍にもなってるのか
久しぶりに読んでみた。
初めて読んだのは、小学生の時だ。
当時、何を思ったのか覚えていないが、当時から好きな作品であることは間違いない。
僅かに分別のついた大人になって読み返してみると、宗教的な点が気になってしまう。
もちろんそれが、弱点なのではない。
これは、天上を目指す冥界下りの物語であり、死と再生のイニシエーションなのだろう。
星野哲郎が永遠の命をもらえるというアンドロメダ星雲行きの銀河鉄道に乗り、案内人であるメーテルと旅に出る。
「銀河鉄道の夜」が思春期入口の人生への迷いを宗教に結びつけて昇華を図ったものだとしたら、「銀河鉄道999」は思春期真っただ中の性への目覚めをファムファタールめいた謎の美女との旅行というメタファーで昇華しようとするものかもしれない。