2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今までに平野啓一郎を読んだことがあっただろうか。 2005年からの読書記録としてのこのブログには記載は無いが、読んでも書いていないこともあるし、2005年以前に読んでいた可能性が無いことも無い。 この本を読もうと思ったきっかけも良く分からないが、未…
久しぶりに川上弘美を読んでみようと思ったのは、酔っぱらっていたからかもしれない。 酔った帰りにブッ〇オフで何となく買った。 何冊か読んだのが数年前だった気がしている。 川上弘美の小説は少女漫画的な印象がある。 少女漫画とは何か、という話はたぶ…
実は最果タヒの詩を読んだことが無い。 名前ぐらいは知っていて、詩人だという事と、ブログから注目されるようになった、という程度の情報しか知らない。 とはいえ、どんな文章を書くのか気になってはいて、ちょうど古本屋で見つけたので購入した。 恐らく親…
森村泰昌は自らが絵画作品になるという手法のアートで知った。 その作品の意味を考えたこともなかったが、キャッチーでありながら、古典の意味を問い直す批評的な手法だと今さらながらに思う。 そこで、改めて著作を読んでみた。 芸術とは何か、まさに本のタ…
おそらく3か月ほど待ってようやく借りることができた。 怖いと評判だけは聞いていたが、なるほどよくできていると思った。 ホラー小説を読むということは、恐怖するという娯楽であろう。 この物語での恐怖を盛り上げるために、笑いと不安定な動きのモチーフ…