雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

きみの言い訳は最高の芸術/最果タヒ

実は最果タヒの詩を読んだことが無い。

名前ぐらいは知っていて、詩人だという事と、ブログから注目されるようになった、という程度の情報しか知らない。

とはいえ、どんな文章を書くのか気になってはいて、ちょうど古本屋で見つけたので購入した。

恐らく親子ほど年齢が離れていて、全く世界を見る目が異なっていて、同じ日本語のはずなのに分からないことも多いと思った。

本当に分からないのかというと全部が分からないという事でもなく、考えていることは分かるような気もするけれど、全く異なることを意識してしまう。

それに、この本が分かると言ってしまうことは、まるで若者に理解があるような嘘くさい年寄りのような身振りではないだろうか。

結局のところ、そんな御託を並べてみるという事は、この本の内容が分かっていないことでしかないのだけれど、それでもいくつか分かるような気がする内容もある。

その、「分かる」と「分からない」の間の「分かるような気がする」に近いところにあるような文章のような気がするのだけれど、本当にそうなのか自信が無い。

そういう類の本だと思った。

たぶんこういう感じは増えていくのかもしれない。