誰が何と言おうとも
- 作者: ニーチェ,F.W. Nietzsche,手塚富雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1969/04/16
- メディア: 文庫
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何故、高校生の頃、ニーチェを読んでいたのか判らない。ちょっと背伸びがしたかった年頃だったにしても、何故ニーチェだったのか?本当に判っていたのだろうか?この本は本人によるニーチェ入門であると同時に、俺様イズムの塊になっている。それが魅力でもあり、また腹立たしくもある。だが、それまでのキリスト教をデカダンスと捉えたことで、19世紀末の価値転換の動きのひとつなのであろう。