雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ガルガンチュワ物語/フランソワ・ラブレー

全5巻セットを持っているのに、しまいっぱなしだったのをふと思い出して、読んでみた。
実にくだらない。
そして面白い。
巨人のガルガンチュワは耳から生まれ、「のみたーい!のみたーい!のみたーい!」と産声をあげる。
お乳を飲ませるために、17913頭の乳牛をあてがわれる。
桁外れに食べて飲んで育ち、王の座に着く。
当時の事情が分らないので読み飛ばしたが、ほら話と糞尿譚とおちょくりが混じりあった文章は、教会や王権を笑い飛ばしているのだろう。



バフチンのこの本も気になるが絶版のようだ。