雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2020年6月30日にまたここで会おう/瀧本哲史

久しぶりに瀧本哲史の著作を読む。

一時期、「君に友だちはいらない」を読んだ上司が心酔し、社内で回し読みがあったことを懐かしく思った。

この本は東大での講演を文字に起こしたものであるため、話題は飛んだり説明が足りなかったりもするが、趣旨は分かるし面白いと思う。

そして趣旨だけ読んだら、きっとつまらない類の主張であろう。

なぜなら、アジテーションであり、共感が前提の論旨だからではないだろうか。

同じ側に立つのであれば面白いし、違う立場に立つのであれば、箸にも棒にもかからないと思う。

あとがきで2019年に氏が亡くなっていたことを知る。