何となく気になっていた本を元旦に注文した。
それが1月2日に届いてしまい、ちょっと吃驚したのだが。
細野晴臣氏の文章は、おっと思うことも、ちょっと怪しいなぁ、と思うことも同じレベルに書かれていて、冷静に読んでしまう。
例えて言うなら、今の精神状態を測るリトマス試験紙のようなもの、だと思っている。
アンビエント、マルティニーク、バンド活動、超常現象、ネイティブインディアンといった話題も面白いのだが、この本に収められた文章を書いていたのが、今の自分と同年代の頃というのが、いちばん興味深い点だった。
本を読むときに、著者が何歳の頃に書いたのかを意識しながら読んでみるのも、面白いかもしれないと思った。