雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

人は2000連休を与えられるとどうなるのか?/上田啓太

とある場所で紹介されてたので読んでみた。

2,000日は6年弱、友人?の家に居候しながら、考えを巡らし、何かを試みる、という記録のような、随筆のような得体の知れない本だ。

なにかの目標に邁進するのではない。

また、真似したいとも思わない。

だが思考の過程は妙に解像度が高く残る。

自分自身のデータベース化、同居猫の死、自分とは何かというアプローチ、自己啓発教養主義紙一重ですり抜けていく感じが面白い。

2000連休は終わるけれど、そこにはドラマもないし、教訓もない。

やはり不思議な本だと思った。