魚をめぐって
- 作者: 末広恭雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1984/11
- メディア: 文庫
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小学生の頃に読んだのだが、社会思想社の現代教養文庫の「魚の春夏秋冬」であった。
すでに現代教養文庫は無くなっていた。
魚をめぐって食や文化の薀蓄が詰まっている。昭和43年発行ということもあって、水爆と鮪の話や、鰊や鰯が大衆魚として語られている点も時代を感じさせる。
軽く読めるエッセイなのだが、語られる内容は広範囲だ。
魚好きなら楽しめるが、そうでないとどうなんだろうか?
魚は水と結びつき、無意識につながる、というような内容ではない。