雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

魚の四季/末広恭雄


魚をめぐって

魚の四季 (講談社文庫)

魚の四季 (講談社文庫)


小学生の頃に読んだのだが、社会思想社の現代教養文庫の「魚の春夏秋冬」であった。
すでに現代教養文庫は無くなっていた。
魚をめぐって食や文化の薀蓄が詰まっている。昭和43年発行ということもあって、水爆と鮪の話や、鰊や鰯が大衆魚として語られている点も時代を感じさせる。
軽く読めるエッセイなのだが、語られる内容は広範囲だ。
魚好きなら楽しめるが、そうでないとどうなんだろうか?
魚は水と結びつき、無意識につながる、というような内容ではない。