雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ミスター・ヴァーティゴ/ポール・オースター

喪失と悲哀ポール・オースターの物語は喪失と悲哀に満ちている、と言ってみたところで、何も言っていないのに等しいと思う。ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)作者: ポールオースター,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫購入:…

シルトの岸辺/ジュリアン・グラック

何処でもない何時でもないシルトの岸辺 (ちくま文庫)作者: ジュリアングラック,Julien Gracq,安藤元雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (26件) を見る 時代や場所が特定されない舞台で…

私は嘘が嫌いだ/糸井重里

バブルの香り私は嘘が嫌いだ (角川文庫 (5685))作者: 糸井重里出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1984/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 日常のネタを誇張し(または裏返して)短編に仕立てている。途中まで読み返したのだが、80年代の頃…