ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト (白水Uブックス)
- 作者: アントナン・アルトー,多田智満子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1989/06
- メディア: 新書
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正直どうしてこんなことを発想できるのか良く分からない、と言う小説?
小説なのかも良く分からない。
古代ローマ皇帝のヘリオガバルスの評伝という形態で、アルトーの思想を語っているように思える。
どこまでが事実で、どこからがフィクションなんだろう?
というか、引用されている古代の評伝すら、事実かどうかも怪しいとすると、結局すべてフィクションなのかもしれない。
何度読んでも眩暈感をおぼえる。