久しぶりにバタイユを読む。
この本は、バタイユによる作家論であり、自身の文学論である。
取り上げられている作家は、以下の通り。
エミリ・ブロンテ
ボードレール
ミシュレ
ウィリアム・ブレイク
サド
プルースト
カフカ
ジュネ
もし、この中に好きな作家がいたら、この本は読まない方が良いと思う。
取り上げた作家たちを、バタイユの基準である、供儀、蕩尽、禁忌、侵犯、至高性、といったキーワードで語ってゆく。
つまり、結局のところ、バタイユ自身の文学論なのだ。
だが、それはバタイユでなくても、同じことかもしれない。
自分の好きな作家について書こうとするなら、それは文学論の披瀝となるのは、無理からぬことだろう。
