3月25日に、アントニオ・タブッキが亡くなった。
というのを今日知った。
追悼の意を籠めて、タブッキの作品に触れるきっかけとなった、「インド夜想曲」を読み返した。
静かな抒情と、謎めいたストーリー、何かしらを秘めているようなエピソード、だが、細部のユーモアも忘れない。
読み返すのも何度目だろうか。
だが、飽きることはない。
むしろ、この本を読むことで、救われたこともある。
そういう類の本には、なかなか巡り会えはしない。
- 作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,須賀敦子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1993/10
- メディア: 新書
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