雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

インド夜想曲/アントニオ・タブッキ

3月25日に、アントニオ・タブッキが亡くなった。
というのを今日知った。
追悼の意を籠めて、タブッキの作品に触れるきっかけとなった、「インド夜想曲」を読み返した。
静かな抒情と、謎めいたストーリー、何かしらを秘めているようなエピソード、だが、細部のユーモアも忘れない。
読み返すのも何度目だろうか。
だが、飽きることはない。
むしろ、この本を読むことで、救われたこともある。
そういう類の本には、なかなか巡り会えはしない。


インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

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