雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

美女・女靴下の話・秋の暮/西東三鬼

いずれも青空文庫に入っており、koboで読めるのだが、はまぞうで持って来れないということは、Kindleには入っていないと言うことか。
それはともかく、西東三鬼の随筆三篇を読んでみた。
「美女」は、西東三鬼が一目惚れした女の話、「女靴下」はちょっと奇妙なエピソード、「秋の暮」は思い出話といったところか。
いずれも、軽妙洒脱でさらっと読めてしまう。
何ていうことはない話と言えばそうなのだが、だが文章に品のようなものが漂っている。
最近はあまり使われないかもしれないが、これがダンディズムというものかもしれない。


日本の名随筆 (69) 男

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「美女」はこちら
日本の名随筆 (80) 艶

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「女靴下の話」はこちら
日本の名随筆 (72) 夜

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「秋の暮」はこちらに収録されている