雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

17歳のための世界と日本の見方/松岡正剛


歴史を知るということ

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義

17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義


高校生までは日本史も世界史も好きではなかった。
何と言っても、暗記するのが苦手だったからだ。
そして、歴史上の出来事と10代の日常が、あまりにかけ離れていたからだと思う。
それが面白く思えはじめたのは、網野善彦の中世史や、マルクスバタイユ歴史観に触れてからだったように思う。
もし10代の頃にこの本に出会っていたら、もう少し早く歴史が好きになったかも知れない、と思ったのだった。
(ただし、サブタイトルの通り、この本は歴史の本ではないのだが)