そういうことだったのか
- 作者: スーザンソンタグ,Susan Sontag,高橋康也,由良君美,河村錠一郎,出淵博,海老根宏,喜志哲雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/03
- メディア: 文庫
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作品を内容ではなく形式で語ること、解釈や要約を否定すること。
高校生の自分は、どれだけこの本を理解していたのだろうか?
だが、何かを受け取っていたのだと思う。
小学校以降の国語の時間には、「作者は何を言おうとしているのでしょう?」「それを20文字以内で別の言い方をしなさい」
そんな設問が嫌だったし、先生の質問の意図がよく判らなかった。
家で小説を読んだり、エッセイを読んだりすることと、国語の時間の大きな隔たりがいつも理解できずにいた。
スーザン・ソンタグのこの本を読んで、それはそれなのだと理解したような気がする。
もうひとつ、当時は気付いていなかったが、シュルレアリスムに対して肯定的な記述があった。
1920年代の運動の話ではなく、シュルレアリスム的な捉え方は様々な分野の深層に浸透していると。
それも確かにあるような気がしている。
- 作者: 高橋康也,S.ソンタグ
- 出版社/メーカー: 竹内書店
- 発売日: 1971
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