誤解を恐れず言えば、なんて変わった人なんだろうと思った。
別に奇矯なのではないが、当たり前のことを大声で言い立てるような奇妙さだ。
時事ネタを取り上げてあれこれ言うのだが、ものすごく真っ当なことしか語っていない。
真っ当なのだが、それを大事であるかのように言う。
そしていずれは文部大臣になると言う。
変なことを言っているのではないが、それが当たり前のように言ってしまうあたりが変わっていると思うところかもしれない。
さらさらと読み通してしまったが、それぞれに含蓄の深いことを言っている。

- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/07/17
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