何となく図書館で借りた。
遠藤周作を初めて読んだのは、子供の頃に家にあった孤貍庵シリーズのエッセイだったと思う。
なので、純文学作品よりエッセイの印象が強い。
そんな孤貍庵シリーズのエッセイなのだが、江戸趣味の話や、スピリチュアル系の話が多い。
あとがきを見ると1987年、文庫の初版が1996年である。
思い出してみるとニューサイエンス、ニューエイジ系の本や音楽が溢れていた頃だった。
遠藤周作の小説作品は「海と毒薬」ぐらいしか読んだことがないが、何となく小説の方も読んでみても良いかもしれないと思った。