気になったので借りてみた。
白土三平氏の「カムイ伝」を基に、江戸時代の人々の姿を描き出している。
特に農民、穢多、非人といった人々、そして戦いを行わなくなった武士、といったフォーカスの当て方が面白い。
そして、更には江戸時代の人々の価値観の推察から現代への相対化という視点で様々なテーマが論じられる。
特に穢多、非人といった、士農工商の身分制度から外れた人々が社会の中でどのような役割を担っていたのかという考察、農民が担う役割など、なかなか読み応えのある一冊であった。
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