哀しさ
- 作者: 金子光晴
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/08
- メディア: 文庫
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ここにあるのは詩人の冷徹な視線のような気がする。
賛美でもなく、悲嘆でもなく、敢えて言えばあるがままへの礼賛だろうか?
そして、併録されている「愛情69」は、さらにそれが純化していると思う。
男女の営みの様々な描写を描いてみせ、そこにある哀しみを存分に描きだしている。
まったく異なるが、朝吹亮二の「OPUS」を久しぶりに読み返してみたいと思ったのだった。