久しぶりに固い本を読んでみる。
だいぶ頭が固くなっているのか、言葉がすっと入ってこなくて難儀する。
人文系の本を読むことは、ある程度の慣れが要ると思っている。
そういえば紙の本を読むことが減り、電子書籍でさえ開かない日もある。
Twitterのような短い文章ばかりにで過ごしていると、長い文章が書けないばかりか、読めなくもなってしまうものらしい。
この本は恐らく、大学のゼミの先生に薦められたような気がする。
真偽を確かめる手段はもうない。
鎌倉幕府における権力の二重構造の確立、そして源氏から北条氏執政への移り変わりと建武の新政への権力構造の変化を分析した本である。
高校ぐらいまでに覚えた歴史は権力の遷移と事件の羅列だが、こういった本ではその背景にある人間関係の分析などに踏み込んでいくダイナミズムを知ることで、歴史の面白さみたいなものに気づく。
おそらく、歴史好きという人たちは自分でそれを感じ取れるのだろう。
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