雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ニューロマンサー/ウィリアム・ギブスン

いつ買ったのか覚えていないが、装丁が奥村靫正氏の昭和63年の6刷である。

サイバーパンクという言葉も、昭和だったのかと思うと、感慨深いものがある。

今さらあらすじを説明したところで何も意味はないし、登場するガジェットやらギミックを解説したってつまらない。

というか、そもそもどんな物語だったのか全く覚えていなかった。

物語の舞台は千葉だけと勘違いしていて、アトランタ、宇宙ステーションと移動していくのも新鮮だった。

もともと1984年(オーウェルの年)に出版された物語なのに、古びた感じがしないのは、まだ現実が追い付いていない証拠だろう。