気になったので買ってみた。
ミュージシャンであり、Youtuberのみの氏による、20世紀ポップスの概論とでもいう本。
LeadbellyやThe Byrdsが取り上げられていたり、同時期の邦楽の動きがコラムとして挟み込まれていたり、90年代以降のグランジや、音楽フォーマットとメディアと、なかなかユニークな内容だと思った。
移民たちのアメリカで生まれたロックを、アフロ・アメリカンのブルースとヨーロッパ起源のフォークから読み解いて、ヒップホップまでが射程に入っている。
既知の部分ももちろんあるけれど、改めて20世紀のロックを振り返ってみる良い本だと思った