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雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ソングライン/ブルース・チャトウィン

何となくチャトウィンが気になったので、図書館で借りてみた。
とても不思議な本だ。
ノンフィクションのようなのだが、フィクションのようでもあり、ある種の哲学書のようなものにも思える。
アボリジニたちの土地と移動と歌に始まり、人類進化の過程における大移動、或いは歩くことの意味をめぐる考察が挟み込まれる。
そして、人類の起源と共食いに関する考察。
チャトウィンは、この本で空間的広がりと、直交する時間の広がりを旅しているかのようだ。
短篇集では判らなかった、ノマド的なチャトウィンの姿が見えたような気がする。
人間は根源的に移動する生き物であり、自由と楽しみは定住生活の中には無く、遊牧民的生き方にある、そう言っているようだ。

ソングライン

ソングライン

新版だろうか。訳者が違う。
ソングライン (series on the move)

ソングライン (series on the move)