雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

月夜の魚/吉村昭

この本もまた図書館で借りた。
月と夜と魚とは、何と完璧なタイトルだろう。
この本は、死にまつわる短編集である。
そして、吉村昭の本は初めて読んだ。
どの短編も、どうにもやりきれなさが残る。
こんな風に死を描かれると、何か忘れていたものを思い出してしまう。
端正でありながら、強い文章なのかもしれない。


月夜の魚 (中公文庫)

月夜の魚 (中公文庫)