出発点がうっすらと
- 作者: 吉本隆明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/10/02
- メディア: 文庫
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何となく、吉本隆明の出発点を確かめたくて、再読してみる。
ここにあるのは、詩人としての吉本隆明であり、孤独の抒情を詠っているように思う。
時代背景もあるのだろうか、個々人の存在のあり方、その孤独のありか、それらを純粋な言葉として捕らえようとしていると思うのだ。
そしてそこには、月島、山形の光景がうっすらと見えている。
(その辺りは「月島物語」や「背景の記憶」に書かれていただろうか?)