2017-06-24 高円寺純情商店街/ねじめ正一 物語 東京 この本のまた図書館で借りた。 ねじめ正一が現代詩の詩人であることと、松浦寿輝が詩人であったことは、少し違う気がする。 二人とも1980年代の頃に散文詩作品があり、当時は読んでいた。 私自身は松浦寿輝の方が好みだったが、この作品を読むと、ねじめ正一はやはり詩人であり、これは詩人が書いた小説なのだと思った。 描かれている日常は他愛もない。 だが、記憶にある散文詩とは異なる言葉で描かれている。 そのことを、使う筋肉が違うという言い方で説明しているのを、なるほどなと思った。 高円寺純情商店街 (新潮文庫) 作者: ねじめ正一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1992/04/28 メディア: 文庫 クリック: 26回 この商品を含むブログ (34件) を見る