雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ルワンダ中央銀行総裁日記/服部正也

ネットの知り合いが薦めていたので読んでみた。

日本銀行の銀行員がルワンダ中央銀行の総裁として、経済再建を担う。

これはフィクションではなく実話であり、日本人の支援活動というもの一端が見える。

著者の銀行員としての矜持と、ベルギーの旧植民地ルワンダの人々の交流が、感動的である。

自分が若い頃には、国際協力、人道支援、慈善事業とかそういうものに対しては、何となく胡散臭いものとして見えたし、自分のやりたいことではないし、よく分からなかった。

しかし、こういった本を読むと自分の知らないものに対して、知ろうとしていなかったということに気づかされる。