雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

たとえ世界が終わっても/橋本治

橋本治氏が残した言葉にどう思っているのかを検証する。

正直なところ、この本は9割退屈だった。

現実世界や歴史に対して、実はこうなんです、要するにこうなんです、といった言説は、ただの言い換えに過ぎないし、出オチの浅薄さにも似ている。

今さらに西洋文明の振り返りも、昭和の振り返りも目新しいところは無いのが正直な感想で、読むべきは5章と6章の半分ぐらいだと思った。

そう思うのは橋本治氏と同世代だからだろう。

もう少し探ってみても良いかもしれない。