2023-07-15 死の海を泳いで/ディヴィッド・リーフ 文系 息子であるディヴィッド・リーフ氏によるスーザン・ソンタグの臨終に至る回想である。 臨終記というと花屋日記が思い浮かぶが、こちらは感傷的な記憶の記録のようなものだと思った。 この本からソンタグの思考を読み取ろうとするなら、確率で人生を決めてはいけない、ということだと思った。 絶望とか希望とか、そういうことではない。 存在する治癒方法に肩入れすることと、それがどれほど望みが薄いかということには、関係がない。 ソンタグがどう生きたのか、それは評伝を待った方が良かったかもしれないと思った。 死の海を泳いで―スーザン・ソンタグ最期の日々 作者:デイヴィッド リーフ 岩波書店 Amazon 【中古】死の海を泳いで ス-ザン・ソンタグ最期の日々 /岩波書店/デイヴィッド・リ-フ(単行本)価格: 718 円楽天で詳細を見る ランキング参加中読書