雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか/酒井大輔

これはワークマンのファンブックである。

そして成功の物語であり、ファンタジーである。

ファンタジーであるというのは、何も作り話だと言っているのではなく、美しい部分だけを切り出した物語だということである。

だが、言葉の端々にファンタジーでない、リアルな部分が見え隠れしている。

読み始めてそんな感想を持ったのだけれど、あとがきを読んだらまさに著者の目論見通りだった。

ハウトゥ本のようなタイトルだが、ワークマンの魅力にひかれていった著者が、専務へのインタビューをもとに短篇小説のようにまとめた、とのこと。