雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

三万年の死の教え/中沢新一

だいぶ前に買った本なのだけれど、ふと思い出して読み返す。 あれからだいぶ落ち着いて、気持ちの方の整理も着いてきたと思っている。 思っているだけで、こういう本に手が伸びてしまうのは、まだ整理が着いていない証拠かもしれない。 この本は「チベット死…

民主主義は、いま?

アガンベンが気になったので、図書館で借りてみた。 民主主義について、以下の8人の論考が収められている。 ジョルジュ・アガンベン アラン・バディウ ダニエル・ベンサイード ウェンディ・ブラウン ジャン=リュック・ナンシー ジャック・ランシエール クリ…

言語が消滅する前に/國分功一郎、千葉雅也

例えば本を読むときに、著者が自分より年上かどうかは気にしない。 面白そうだから読む、面白かったあの本の中で紹介、引用されていたから読む、そんな風に直観と読んだ本を手掛かりに、本の森の中へ分け入っている。 しかしこの読み方では、読んだ本から遡…