雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

臨済録


此処でしかなく今でしかない

臨済録 (岩波文庫)

臨済録 (岩波文庫)


シュルレアリスムとして仏典を読んでみる。
真理がどこにあるのかと問うた場合、それは誰かから教えられるのではなく、自分の中にあり、眼前にある、「いま此処で」にしか、存在しないという。
そして、「臨済録」にあるのは、さらに徹底的な否定であり、「空」の概念である。
しかし、シュルレアリスムにあるのは「空」では無く「美」である。
つまり、「美」に読み替えた場合、シュルレアリスムにおける価値は、「いま此処で」ある現実の延長線上にあるのだ、という「シュルレアリスム宣言」におけるブルトンの主張に近くなる。
ブルトン風に言うなら、

 臨済録は「空」においてシュルレアリスムである