雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

サラサーテの盤/内田百けん


甘木君と那仁さん


夏といえば怪談なのだが、今年は都市伝説を良く見かける。この本は怪談ではないのだが、読むと何とも言えない総毛立つような感じがする。この感じは何かと考えると、宙ぶらりんの場所に放り込まれた、不安感に近いのかもしれない。怖いのかと言われると、そうでもないような気がする。ありふれた怪談のようなオチもなく、じわじわぼんやりと何か腑に落ちないような怖いような感じがする。
何度読み返してみても、やはりそんな感じがするのは、作品としての出来がすばらしいからだろうか?
甘木君とは某君であることに気づいたのは、何回目に読み返した時だったか…