2021-02-21 ソクラテスのカフェ2/マルク・ソーテ 文系 実はこの本は三部作だったのだ。 第1部がパリのカフェでの哲学論議の話で、第2部、第3部がこの本である。 哲学史の読み解きが第2部、そして古代ギリシア都市国家の衰退原因の分析とニーチェから現代の読み解きが第3部である。 実は哲学カフェの話はおまけなんじゃないだろうか、という気がした。 ソクラテスの死の意味、野心家としてのプラトンの分析の辺りはスリリングとさえ思える。 ソクラテスのカフェ〈2〉 作者:マルク ソーテ メディア: 単行本